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ふるさとをうたうプロジェクト

作品例のご紹介

ふるさとをうたうプロジェクトは短歌の優劣を競うものではありません。

あなたが大切に思うふるさとの自然や人や暮らしをあなたの言葉で素直に伝えてください。

ここにあげた作品はあんべ光俊がこれまで各地で開催してきたプロジェクトの基となる「ふるさと短歌コンサート」発表作品をCD用に編曲、女性ボーカリストが歌った作品例です。ご参考にしてください。

nonohana ののはな 歌姫たちのソングオブ短歌
発売 日本クラウン株式会社

「セピア」歌:川野夏美 作曲:松尾一彦

かの人の 故郷の匂い 知りたくて 今宵の宿は 宮古となりぬ

【作者コメント】海風の、緑の道、埠頭の外国船、人なつこい笑顔。こころの旅へ出て、いつしか宮古が私の都となりました。<2001年 宮古市・斎藤節子>

「おかあさん」歌:加藤いづみ 作曲:あんべ光俊

お母さん 話したいこと ひとつだけ いつも心配 かけてごめんね

【作者コメント】仕事で帰りが遅くなる母に代わり、家事を受け持っている私。でも面倒になりときどきさぼってしまうことがあります。そんなときも優しい笑顔を絶やさない母、私と弟を育てるためにつらいこともあるはずなのに。母に「いつもありがとう」と伝えたいです。​<1999年 岩沼市・佐藤郁子(岩沼北中学校)>

「今は今」歌:イルカ 作曲:イルカ

今は今 昔を思う なつかしの 童の唄や 何処に埋もる

【作者コメント】童謡を口ずさんていると幼い頃の思い出がよみがえります。近頃テレビやラジオでなかなか耳にしなくなった童謡、そんな素朴な歌への郷愁を言葉にしました。<2000年 藤沢町・佐藤俊朗>

「ウキウキメロンタイム」歌:イルカ 作曲:イルカ

均等に 与うる愛の かたちにて メロン切り分く 四人の孫に

【作者コメント】孫たちは時には競うようにして、自分を一番可愛がって欲しいと望みます。でも私にすればどの孫も理屈抜きに可愛らしく宝物なのです。そんな孫たちにメロンを切り分けた夏の日の一コマがふと思い出され、その時の心情をそのまま詠みました。
<2000年 藤沢町・佐藤導子>

「かるかやと」歌:あんべ光俊 作曲:あんべ光俊

かるかやと 秋の果物 満月に 供えて眺む 心もまるく

【作者コメント】「かるかや」は軽い萱 (かや)、ススキを意味するそうです。主人と二人、四季折々の行事を大切にして楽しんでおります。虫の音も聞こえる十五夜、童心に帰ってお月様を眺めました。<1999年 一関市藤沢町・佐藤美弥子>

コンサートの様子
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広報誌での紹介
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